前回の「RAWデータ 現像スピード比較」では、色々なMacでRAWデータの現像速度を比較しました。
今回は、6月6日に発売されたばかりのiMac 2017 27インチで現像テストすることができましたので、そのレポートです。
テストに使用したのは、iMac 2017 27インチ。
アップルストアで言うと真ん中のモデルをCTOでメモリを16GBに増設と、1TB SSDに変更したモデルです。
詳細スペックは、下記の通り。
メーカー製品ページ
iMac 27 2017
元々税別で220,800円がCTO後に319,800円になるモデルです。
中々良いお値段です。
マウスとキーボードがどちらもワイヤレスの充電式で、キーボードは、テンキー付きなので中々良さげ。
マウスと違って裏面ではなく背面に充電用のLightning端子があり、充電しながら使用できるのも◎。
別途キーボードだけ単体で欲しくなりました。
また、画面がとても大きく感じます。
普段EIZOのCG277の27インチを使用しているのですが、同じ27インチとは思えないくらい大きく感じます。
そして、なんと言っても5Kの名の通り、2,560ピクセルの倍密度の5,120ピクセルは伊達ではありません。
Retinaディスプレイは、本当にきれいです。
このiMacのディスプレイを見た後にEIZOのCG277を見ると、ガビガビしている様に感じます…。
まあ、画像処理では、「きれいさ」より「ドットバイドット」で表示されることの方が重要なので。
と、完全に負け惜しみ状態..。
で、気を取り直して、早速現像速度を実測してみました。
使用したデータは前回と全く一緒で、5DsR、5D4、5DsR M-RAW、6DのRAWデータ各10枚を 8bit / TIFF に現像し終わるまでの実測時間です。
DPPのバージョンは、4.6.10。
で、結果です。
前回の表の一番上に足してみました。
じゃん。
|
5DsR |
5D4 |
5DsR-M |
6D |
iMac 27(2017) |
3分12秒 |
1分52秒 |
1分16秒 |
1分12秒 |
Mac Pro(Late 2013) |
3分39秒 |
2分9秒 |
1分44秒 |
1分22秒 |
Mac Pro(Mid 2012) |
5分3秒 |
2分57秒 |
1分55秒 |
1分53秒 |
iMac(Late 2013) |
4分47秒 |
2分49秒 |
1分52秒 |
1分45秒 |
Mac mini Server(Late 2012) |
4分26秒 |
2分36秒 |
1分42秒 |
1分40秒 |
MacBook Air(Mid 2013) |
6分32秒 |
3分46秒 |
2分18秒 |
2分25秒 |
MacBook(Early 2016) |
8分49秒 |
5分35秒 |
3分8秒 |
3分45秒 |
もう、お気付きかと思いますが、そうです、MacPro(Late 2013)を超えてしまいました。
視覚的に分かりやすい様に、前回同様、グラフにしてみました。
5,000万画素の5DsRのRAWデータ10枚現像するのに、3分ちょっと。
速いですね。
2,000万画素の6Dなら、10枚で1分少々。
年末に出るiMac Proだともっと速いんでしょうか。
恐るべし、iMac。
私は、来年出るMacProを気長に待とうと思います。
RAWデータ 現像スピード比較 MacBook Pro 2017編へ
2件のコメント
匿名 希望 · 2017年6月24日 6:56 PM
そう、まさにこのRAW現像のためにiMACを新調しようと思ってたところでのこちらの記事!大変参考になりました。もういくしかない!
シャチ · 2017年6月24日 8:22 PM
コメントありがとうございます。
やっぱりデジモノは、新しい方が良いみたいですね。
記事でも書きましたが、私はMacProを気長に待ちます。
–シャチ–