前回の「Mac Pro 2019 レビュー その1 購入編」に引き続き、今回は恒例のRAWデータの現像スピード比較です。
「Mac Pro 2019」と「Mac Pro Late 2013」で比較してみました。
それぞれの Mac Pro のスペックは下記の通りです。
「Mac Pro 2019」
- CPU : 3.3GHz 12Core Intel Xeon W
- メモリ : 48GB 2,933MHz DDR4 ECC
- GPU : AMD Radeon Pro Vega II 32GB HBM2メモリ
- ストレージ : 2TB SSD
「Mac Pro Late 2013」
- CPU : 3.7GHz 4Core Intel Xeon E5
- メモリ : 16GB 1,866MHz DDR3 ECC
- GPU : Dual AMD FirePro D300 2GB GDDR5 VRAM
- ストレージ : 512GB SSD
両方のMac ProともOSは現時点で最新の「macOS Catalina 10.15.2 」で、DPPのバージョンも現時点で最新の「4.11.1」です。
今回も以前と同様のデータを使用しています。
各カメラのRAWデータ10枚を「Tiff 8bit」の画像に現像し終わるまでの実測時間です。
「5DsR-M」の項目は、「EOS 5DsR」 の 「M-RAW」のデータです。
で早速、結果です。
|
5DsR |
5D4 |
5DsR-M |
6D |
Mac Pro(2019) |
1分12秒 |
44秒 |
37秒 |
27秒 |
Mac Pro(Late 2013) |
2分20秒 |
1分25秒 |
1分9秒 |
54秒 |
「Mac Pro 2019」は、「Mac Pro Late 2013」のほぼ半分の時間です。
「速いですね〜。」と言いたいところですが、価格差が3倍以上あるのでもう少し大きな差があっても….。
で、前回の「Mac mini 2018編」の結果も載せちゃいます。
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5DsR |
5D4 |
5DsR-M |
6D |
Mac mini 2018 |
1分36秒 |
1分00秒 |
49秒 |
37秒 |
MacBook Pro 13(2018) |
2分11秒 |
1分18秒 |
1分03秒 |
50秒 |
iMac 27(2017) |
2分14秒 |
1分20秒 |
1分04秒 |
51秒 |
MacBook(Early 2016) |
6分11秒 |
3分49秒 |
2分58秒 |
2分37秒 |
OSやDPPのバージョンが微妙に違うので単純比較はできませんが、現像時間に大きな差はないと思います。
「Mac mini 2018」は、Apple Store 価格「 276,800円 (税抜き)」の盛々スペックなのですが、それでも「Mac Pro 2019」と比べて「価格4分の1」程なので、こと「DPPでRAWデータ現像」に関しては「コスパ最高!!」です。
今となっては「Mac Pro Late 2013(初期のベースモデル)」は、かなり遅い部類になってしまいました。
詳しいことはわかりませんが、DPPでRAWデータを現像する時にかかる時間は「総合的なマシンパワーが高いMac」の方が当然速くなりますが、「スペックが多少低くても発売時期の新しいMac」も速くなる傾向にあります。
なので、「Mac Pro Late 2013(初期のベースモデル)」を使用されている方は、色々な面で私と同様そろそろリプレースを考えられたほうが良いかもしれません。
今回は、ここまで。
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