その2と言うほどの内容ではないのですが、前回の現像ソフト比較その1で気になったことが。
それは、各現像ソフトで5DsRのRAWデータを開いたときに、色温度の値がまちまちなのです。
撮影時にカメラの「ホワイトバランス」を「色温度」にして「5,600K」に設定して撮影しましたので、DPP上では、もちろんカメラで設定した「5,600K」になっています。
このRAWデータをCapture One 9 Proで開き、モードを「ショット」、つまり「撮影時の設定」にすると「色温度」が「5,324K」で「色合い」が「1.2」になります。
Capture Oneの「色合い」は、グリーン・マゼンタ調整になります。
「–」側にすると画像が「グリーン」になり、「+」側にすると画像が「マゼンタ」になります。
この場合は、少し「マゼンタ」方向です。
この設定の画像の見た目は、前回の通りの色味で特に問題は無いように思いますが、これを色温度「5,600K」にすると、もちろん画像の見た目が黄色くなります。
同じく、Phocusは、「5,188K」で、色相が「7」。
Phocusも色相は、グリーン・マゼンタ調整になり「7」は画像が「マゼンタ」になる方向です。
こちらも、画像の見た目は前回通りで、特に狂っているようには見えません。
こちらも、色温度「5,600K」にした場合は、見た目が黄色くなります。
更に、Photoshopも微妙に色温度が違います。
色温度「5,550K」とマゼンタ方向に「+1」
まぁ、RAWデータのデータ内に単純に色温度「5,600Kです」と記述されている訳では無いのでしょうけど、現像ソフトによって色温度が違うのはどうも腑に落ちないですね。
使い勝手の問題もあり、5DsRでテザー撮影している時は、DPP4を使用していますので特に問題ないのですが、Capture One Pro等でテザー撮影する時は、カラーメータで計った値では、ホワイトバランスが取れないと言うことなので、要注意ですね。
この件、どなたかご存じの方がおりましたら、ぜひ教えていただきたいです。
今回は、ここまで。
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