特に秘密にしているわけではありませんが、実は、私は、Mac信者です。
Intel Macは言うに及ばず、G5,G4,G3 の前の Power Macintosh の時代からです。
で、カメラが5DsRになってから、ずっと気になっていたのが現像速度。
速いと言われているMacは、本当に現像速度が速いのか?
ちなみに、普段私がRAWデータを現像しているのは、ほとんどがMac Pro(Late 2013)で、それ以外のMacで現像することは、ほぼありません。
何故かって、Mac Pro(Late 2013)が一番速いと思っているから。
でも、思っているだけで実際に速いかどうかは知りません。
なので、計測してみました。
用意したMacは、下記の通り6台。
Mac Pro(Late 2013)
OS : 10.11.6
CPU : 3.7 GHz Quad-Core Intel Xeon E5
メモリ : 16 GB
Mac Pro(Mid 2012)
OS : 10.10.5
CPU : 3.2 GHz Quad-Core Intel Xeon
メモリ : 16 GB
iMac(Late 2013)
OS : 10.11.6
CPU : 2.7 GHz Core i5
メモリ : 16 GB
Mac mini Server(Late 2012)
OS : 10.12.4
CPU : 2.3 GHz Core i7
メモリ : 16 GB
MacBook Air(Mid 2013)
OS : 10.11.6
CPU : 1.7 GHz Intel Core i7
メモリ : 8 GB
MacBook(Retina, 12-inch, Early 2016)
OS : 10.12.4
CPU : 1.1 GHz Intel Core m3
メモリ : 8 GB
使用したデータは、下記の4種、各10枚ずつです。
EOS 5DsR / 5,060万画素 / 約66MB
EOS 5D Mark IV / 3,040万画素 / 約35MB
EOS 5DsR M-RAW / 2,800万画素 / 約48MB
EOS 6D / 2,020万画素 / 約23MB
RAWデータ各種を実際にDigital Photo Professional 4で現像して、10枚現像し終わるまでの時間を実測しました。
DPPは、全てのMac共通でバージョン4.6.10です。
また、全てのRAWデータは、ピクチャースタイル「スタンダード」標準設定、ホワイトバランスは、「太陽光」で、オートライティングオプティマイザやノイズリダクション、収差や周辺光量補正、デジタルレンズオプティマイザ等は全てOFFの状態で現像しています。
ちなみに、同じ画像10枚ではありません。
仕事のデータが含まれますので、データをお見せすることができませんが、色々な場面を撮影したデータ10枚です。
それでは、早速結果です。
じゃん。
|
5DsR |
5D4 |
5DsR-M |
6D |
Mac Pro(Late 2013) |
3分39秒 |
2分9秒 |
1分44秒 |
1分22秒 |
Mac Pro(Mid 2012) |
5分3秒 |
2分57秒 |
1分55秒 |
1分53秒 |
iMac(Late 2013) |
4分47秒 |
2分49秒 |
1分52秒 |
1分45秒 |
Mac mini Server(Late 2012) |
4分26秒 |
2分36秒 |
1分42秒 |
1分40秒 |
MacBook Air(Mid 2013) |
6分32秒 |
3分46秒 |
2分18秒 |
2分25秒 |
MacBook(Early 2016) |
8分49秒 |
5分35秒 |
3分8秒 |
3分45秒 |
視覚的に分かりやすい様にグラフにして、速い順に並べてみました。
いかがでしょうか。
横軸が、現像時間ですので、バーが長い方が現像に時間がかかっていることになります。
OSのバージョンを全て揃えられなかったので、厳密な比較にはならないかもしれませんが、私的には一番速いと思いこんでいるMac Pro(Late 2013)が、本当に一番速くてほっとしています。
来年、全く新しいMac Proが出るようなので、機会があれば同じテストをしてみたいです。
Mac miniは、私が自宅で使用しているメインマシンで、HDDをSSDに換装してあります。
また、このMac miniは、Server版でCPUはi7の4コアですので、感覚的に何となくそうかと思っていましたが、やはりMac Pro(Mid 2012)より速いです。
Mac mini(Late 2012)の4コアモデルが中古市場で高値で取引されている理由が分かりますね。
iMacは、5,400rpmの2.5インチHDDですが、それでもMac Pro(Mid 2012)より速い結果に。
計測に使用したMac Pro(Late 2013)は下位モデルなので、iMac(Late 2013)とそれほど大きな差があるわけではありません。
現行モデルのiMac(Late 2015)の上位CTOモデルであれば、もしかしたらMac Pro(Late 2013)下位モデルを超えるかもしれませんね。
Mac Pro(Mid 2012)が、なんだか少しかわいそうになってきました。一応、Intel Xeon 3.2GHzのQuadで見た目も凄そうですが、今となってはという感じでしょうか。
MacBook AirもCTOでcore i7にしていますが、それでも5DsRの現像は、かなり時間がかかりますね。
6Dの現像は、それほど遅くならないですね。
また、各Mac共にEOS 5DsR M-RAWが、意外と現像速度が速いのに驚きです。
容量的には、EOS 5D Mark IVより重く、画素数が2,800万画素ではありますが、2,020万画素のEOS 6Dの現像速度とあまり変わりません。
遅いMacでは、6Dより速いくらい。
MacBookで5DsRの現像は、9分近くかかり流石に荷が重いですね。
現像せずに、RAWデータの確認程度でしたらそんなに問題はありませんが。
まあ、普段は、メール書いたりネット見るくらいしか使っていませんので。
全体的に順当な結果でしょうか。
それにしても、世界最軽量フルサイズ一眼の6Dは、色んな意味で軽くて本当に良いですね。
私は、気に入ってます。
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