エコリカLED ミツヤ電器製作所(ノーベル) LED-S40 プラグコード付 40W型 片側給電用

緊急事態宣言中は撮影の仕事が尽く中止・延期になってしまったのですが、夏頃から一気に仕事が戻ってきて多忙に。

まぁ、溜まってたものを取り敢えずやった的な感じもあり、先々の仕事がどうなるかは不透明ですね。

で、そんなコロナ禍の中で仕事のやり方も大きく変わり、仕事とプライベートと様々な経緯もあり、今まではスタジオでレタッチ作業をしていたのですが、自宅でもレタッチをすることに。

 

元々、自宅でレタッチをすることは全く想定していなかったので、窓だらけのリビング横の和室にMacを置いてネットやメールなどをやっていたのですが、とてもレタッチができる環境に無い部屋なので、家の中で別の窓の小さい部屋へ引っ越し。

たまたま遮光性の高いカーテンを付けていたので、昼間でも部屋を真っ暗にできるので、ここに「色評価用蛍光灯を設置すれば完璧!!」との思惑です。

 

で、早速「Google 先生」に色々聞いてみたのですが、そこで初めて知った事が。

なんと、東芝、三菱、パナソニック等の主要メーカーは、下記の通り照明器具の製造が既に終了していました。

●東芝「2017年3月をもって蛍光灯器具の製造を中止いたします。

●三菱「2019年3月末までに すべての蛍光灯照明器具、2021年3月末までに全ての蛍光ランプの生産を終了いたします。」

●パナソニック「2019年 3月末をもって蛍光灯照明器具の生産を終了します。

 

スタジオでは「Panasonic の 色評価用蛍光灯」を使用しているので、「同じ物を家に」と思っていたのですが、蛍光灯の器具が入手困難な状況で早くも思惑が崩れることに。。

 

で、色々調べていたら、「エコリカの高演色LED」が比較的安価で演色性も高く、色評価用蛍光灯の代わりになりそうな事が判明。

詳細なスペクトルなどは他サイトに譲りますが、鬼門の「R9 赤」と「R12 青」も結構再現性が高いようです。

今後スタジオでも「LED化」が避けられそうにないので、「高演色LED」がどんなものか取り敢えず自宅で試してみることにしました。

 

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今回購入したのは下の画像の通り「40形」「昼白色」のもの。

記事執筆時点で 10,000 円弱です。

エコリカLED

製品スペックは、

  • 色温度「5,000K」
  • 平均演色評価数「Ra97」
  • 照度2m直下で「132lx」
  • 定格寿命「50,000時間」
  • 保証「3年」

とのことです。

 

で、器具をどうするか。。

電気工事は業者さんにお願いしないと違法になってしまいますし、予算も無いので自力でできる方法を考えました。

 

家の天井にあるシーリングの器具が運良く「引掛」と「コンセント」も付いてるタイプだったので、これを活用することに。

 

エコリカLED シーリングライト

色評価用蛍光灯の購入などで時々利用している「アカリセンター」を物色。

で、見つけたのが下記の「 ミツヤ電器製作所(ノーベル) LED-S40 LED蛍光灯用器具 プラグコード付 40W型 片側給電用 

 

インターネットランプショプ
アカリセンター

https://www.akaricenter.com/led-chokkankigu/nobel-mituya/led-s40-g13-one-side.htm

 

記事執筆時点で税込2,299円。

安い。

 

コンセントから電源を取れる「片側給電」タイプの「LED灯具」です。

蛍光灯の灯具は「両側から給電」するので、蛍光灯の灯具にそのまま「エコリカ高演色LED」を付けても使えませんのでお間違えないよう。

 

見た目にこだわるようでしたら「ダクトレール」等も選択肢としてあるようですが、この部屋には誰も来ませんし予算重視で。

 

で、下の画像の通り、ホームセンターで「200円/m程度のチェーン」を2m程と「S字フック」を購入。

「本体の穴」とシーリングの「引掛」に引っ掛けることにしました。

チェーンは実際1m程度しか使用していません。

エコリカLED ミツヤ電器製作所(ノーベル) LED-S40 プラグコード付 40W型 片側給電用

 

片側給電なので、給電側が重いらしく傾くので、給電側の鎖を10cm程短くして水平になるように調整。

 

で、完成形が下記の画像です。

エコリカLED ミツヤ電器製作所(ノーベル) LED-S40 プラグコード付 40W型 片側給電用

画像の通り「40形」1本ですが、この部屋は5畳程度の狭い部屋なので、モニターを「80cd/m2」でキャリブレーションしてレタッチをする分には丁度良い明るさです。

手元で細かい作業をするには、手元用にもう少しライトが欲しい感じですかね。

 

で、肝心の演色性ですが、確かに「高演色」のようで、キャリブレーションしたインクジェットのチャートとモニターのチャートが同じように見えます。

赤や青も見た目で問題ないレベルです。

 

  • スタジオは、「パナソニックの色評価用蛍光灯」でモニターが「EIZO CG279X」
  • 自宅は、「エコリカ高演色LED」でモニターが「EIZO CG277」

 

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という環境で、自宅でレタッチした画像をスタジオで見てみたり、その逆をやってみたりしましたが、特に大きな違いや違和感を感じず問題は無いようでした。

逆に普段使用している「パナソニックの色評価用蛍光灯」は、赤みがかってるような違和感を感じているのですが、「エコリカ高演色LED」はそういった違和感もあまり感じません。

 

パナソニックの色評価用蛍光灯」は、カラーメータ等で計ってみると数値的には正しい値がでるのですが、見た目の色がなんか赤いような気がします。

 

そのうち、「エコリカ高演色LED」もカラーメータ等で色温度などを計って見ようと思います。

 

これだったら、LEDでも良いかもしれません。

今回の記事の方法でしたら工事も必要ありませんし、天井に穴をあけたりもしませんので賃貸マンション等でも導入可能です。

なんてったって、13,000円程度で高演色LEDの環境が手に入ります!!

今回は、ここまで。

 

カテゴリー: 機材レビュー

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