前回の「SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA レンズレビュー 導入編」に引き続き、「SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA レンズレビュー 実写編」です。
御年90歳になる「ねずみ先輩」の離宮の招待状をいただいていたので、こちらに試写を兼ねて行ってみました。
「ねずみ先輩」の離宮に行くのは何年ぶりでしょうか?
離宮も本宮も最後に行ったのがいつだったか思い出せません。
まぁ、招待状でも無ければ中々行かない年齢になってしまいました。
で、早速撮影画像です。
スタジオのテスト撮影で相性が良さそうでしたので、全て「Capture One 11」で現像しています。
現像時にホワイトバランスや彩度など、多少調整しております。
レンズのレビューなのですが、どうしてもセンサーの良さを先に感じてしまいます。
上の画像の様に「日向と日陰」を同時に撮れる事に驚きます。
ハイライトからシャドーまで、「飛ばず 潰れず」本当に良く粘ってくれます。
ダイナミックレンジの広さを感じます。
低感度域ではノイズも全然感じませんし。
伊達にDXOMARKのテストで100点取ってませんね。
スナップ等の風景写真撮影では、Sonyセンサーの威力を感じます。
レンズ自体は、フィルム時代のZEISSからすると所謂「ZEISS感」が薄い様に感じますが、コントラストも高く色のりも良いので、センサー自体の良さと相まって私好みのトーンに持って行きやすいです。
良いですね。
Sony α7R III + SEL35F28Z Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA の組み合わせ、結構気に入ってしまいました。
開放で撮ると若干甘くなりますが、使いたく無くなるほどではありません。
開放から半段ほど絞るだけで中心付近はとてもシャープになります。
また、開放では周辺光量も結構落ちます。
私はこれを積極的に使うタイプなので、今回の掲載画像もF2.8かF3.5あたりで撮影したカットが多いです。
画質や光量落ちを周辺まで均一にしたい場合は、F11くらいまで絞る必要があります。
AFも比較的正確ですので、このレンズに関して「何だこれ?」って思うような部分は特に無いですね。
また、見た目の通り、コンパクトでとても軽いレンズですので、記事トップの画像の状態で実測840gほど。
EOS 5DsRのバッテリー無しのボディーのみとほとんど同じ。
お散歩レンズに本当にちょうど良く、いつでも持ち歩きたくなります。
最後のカットは、なんとISO12,800です。
掲載のサイズでも若干ノイズがあるので高感度であることは分かると思いますが、4,240万画素でISO12,800ですよ。
数年前だったらあり得ません。
この程度のサイズでしたら問題なく使用できてしまいますね。
大体、ミラーレスでこの暗さでピントが合うこと自体もすごいのですが!!
ちなみに、ねずみ先輩の友達が離宮内をウロウロしていたので、すかさず「瞳AF」を試してみましたが全く反応しませんでした。
「瞳AF」はどうやって本物と偽物を見分けているのでしょうか?
逆に「瞳AF」が反応しない人がいたら要注意です。
宇宙人かもしれません….。
今回は、ここまで。
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