前回の「 MacBook Pro 16インチ 2021 レビュー その2 ディスプレイ設定 リファレンスモード 」に引き続き、

「 MacBook Pro 16インチ 2021 レビュー その3 カスタム・リファレンスモード作成 」です。

 

MacBook Pro 16 2021

 

前回お伝えした通り「 Liquid Retina XDR 」ディスプレイ搭載の MacBook Pro は、「 i1 」などで測色した「 ICCプロファイル 」を今までの様に当てることができません。

ディスプレイの輝度やカラースペースの調整は、登録されているプリセットから選ぶか、プリセットを自分で作るかしかないということなので、取り敢えず登録されているプリセット一つ一つ見ていったのですが、どうも自分の運用に合うプリセットがなかったので、新たにプリセットを作ることにしました。

 

 

早速プリセットの作成方法です。

 

システム環境設定 」から「 ディスプレイ 」を開きます。

 

右下の「 プリセット 」のプルダウンを開きます。

プルダウンメニュー下部に「 プリセットをカスタマイズ… 」がありますので、それを選択します。

 

下の画像の様な画面が開きます。

左下の「 + 」を押します。

 

プリセット作成画面が開きます。

 

私は、普段「 Mac Pro 2019 」と「 EIZO CG279X 」の組み合わせで、色評価用蛍光灯の部屋で作業をしております。

このとき、モニターは、「 色温度 : 5,000K 」「 ガンマ : 2.2 」「 輝度 : 85cd/㎡ 」にしております。

輝度 : 85cd/㎡ 」なのは、部屋の蛍光灯の量を微妙に調整することができず、この輝度で「 モニターの前に置いた白い紙 」と「 モニターの白 」が同じ様な白さに見えるのでそうしております。

 

これを基準に、サブ機の「 MacBook Pro 13 」は、「 色温度 : 5,500K 」「 ガンマ : 2.2 」「 輝度 : 85cd/㎡ 」にキャリブレーションしておりました。

「 色温度 : 5,500K 」なのは、「 MacBook Pro 13 」は出張撮影などで持ち出しますので、「 色温度 : 5,000K 」だと撮影場所の照明によっては画面がかなり黄色く見えてしまうことがあるので、「 500K 」ほど上げることで比較的どこでも極端にモニターが青かったり黄色かったりしないようにしております。

 

で、この設定を自作プリセットで再現してみます。

プリセット名: 」は、分かりやすい名前を付けます。

色域 」は、その他の項目が「 sRGB 」や「 テレビ用 」の様なので取り敢えず消去法で「 P3 」に。

ホワイトポイント: 」は、カスタムで「 色温度 : 5,500K 」の値を。

この値は、計算方法があるようなのですが、手間だったので「 EIZO Color Navigator 」の目標作成時に表示された値を拾いました。。。

 

色温度に対する値は下記の通りです。

EIZO Color Navigator 」の目標作成時に表示された値です。

 

色温度  X  Y
5,000K 0.3457 0.3587
5,100K 0.3429 0.3564
5,200K 0.3401 0.3541
5,300K 0.3375 0.3519
5,400K 0.3349 0.3497
5,500K 0.3325 0.3476
5,600K 0.3302 0.3455
5,700K 0.3279 0.3435
5,800K 0.3258 0.3416
5,900K 0.3237 0.3397
6,000K 0.3217 0.3378
6,100K 0.3198 0.3360
6,200K 0.3179 0.3342
6,300K 0.3161 0.3325
6,400K 0.3144 0.3308
6,500K 0.3128 0.3292

 

SDRトランスファーファンクション: 」は、ガンマ値の様ななので「 Pure Power 」で「 2.2 」を入力。

 

最大輝度: 」は、ここでは単位が「 nits(ニト) 」なのですが「 cd/㎡(カンデラ) 」と「 =(イコール) 」のようなので、「 85 」を入力。

 

HDR 」と「 SDR 」は別々に指定できるのですが、今回は取り敢えず同じ値を入力しています。

であれば、「 HDR コンテンツを有効にする 」をチェック外せば良いのかもしれません。

この辺はどの様な動作になるのか後程もう少し詳細を確認してみようと思います。

 

これで、「 色温度 : 5,500K 」「 ガンマ : 2.2 」「 輝度 : 85cd/㎡ 」に設定できるようです。

 

この状態で、いつもモニターがあっているかの指標にしているチャートを表示してみたり、色々画像を表示してみたのですが、「 EIZO CG279X 」の表示と違和感もなく、おおよそ問題なさそうですので、これでしばらく運用してみようと思います。

 

ちなみに、この自作プリセットは、輝度の調整ができませんので、「 輝度 : 80cd/㎡ 」から「 輝度 : 140cd/㎡ 」まで段階的にプリセットを作り、状況に応じて使い分けようと思います。

色温度もいくつか作成しておくと良いのかもしれません。

 

後は、経時変化をどうするかですね。

 

最後に、この記事を作成中にネットで色々調べ物をしていたら、下記の動画を発見。

どうやら補助的にi1を使用してキャリブレーションできるようですが、英語の動画なので全編解読できておらず、詳細わかりましたら、また記事を書こうと思います。

この動画の方法で経時変化を調整できるのかもしれません。

 

今回は、ここまで。

カテゴリー: 機材レビュー

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