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測光モード

今日は、測光モードのお話。

カメラの測光モードは、露出や露出補正と深く関係していますので「露出補正マニュアル その3」として書きたいと思います。

現在のデジタル一眼レフカメラには、いくつかの測光モードが搭載されています。
Canon EOS 5DsRの場合、「評価測光」「中央部重点平均測光」「部分測光」「スポット測光」の4つがありあます。

評価測光

「評価測光」は、マニュアルには、「逆光を含む一般的な撮影に適しています。撮影シーンに応じてカメラが露出を自動補正します。」とあります。

EOS 5DsRの場合、画面内を252分割に分けて露出を測光し、さらに15万画素のRGB+IR測光センサーで得た色情報と、使用したAFポイントからどこにピントを合わせたのかの情報とで画面内のシーンを判定して露出を決定するという複雑な処理をしています。
また、上記マニュアル通りシーンによっては、カメラが露出を自動補正してしまうのです。

良く言えば最先端の測光モードであり、露出補正を全くせずに撮影する場合、一番失敗が少ない測光モードではあります。
ですが、評価測光のアルゴリズムはメーカー独自の物で公開されていませんので、どのような状況の時にどのような露出になるのかが全く分からないモードでもあります。

ちょうどオートマチック車(←死語?)の様に、ギヤを自分で変える必要はありませんが、どのタイミングでギアが変わるか全く分からないのと同じです。

以前、旅先で露出は後処理で多少調整すればいいかと安易な発想でEOS 5D Mark IIの「評価測光」を使用していました。
ある時、逆光のシーンでしたので元々+1補正して撮影したのですが、とてもアンダーに撮影されてしまい、これは後処理ではちょっと厳しいかと思い+1.5、+2、と補正していったのですが、なぜか+1と似たような露出でアンダーのまま、とても「?」な経験をしました。

さらに、EOS 5D Mark IIは、露出補正が±2までしかなく、結局この時は「中央部重点平均測光」に変えて撮影し直しました。
それ以来、「評価測光」をあまり使用しなくなりました。

もちろん、今後の新型機でアルゴリズムの改善や、もっと細かい色情報などが得られるようになれば、露出の精度は上がっていくモードだと思います。

そして、「中央部重点平均測光」「部分測光」「スポット測光」は、それぞれ下の図の様な測光範囲になります。

測光モード

中央部重点平均測光

「中央部重点平均測光」は、文字通り画面の中央部を測光して、その測光範囲の平均値を出すモードです。
ちなみに、メーカに中央部とは画面のどのくらいの範囲で、中央部をどのくらい重視した測光なのか確認したのですが、教えていただけませんでした。
ただ、マニュアルには、上記のような図がありますので、そんな範囲なんだと思います。

最近では、趣味の撮影でも仕事の撮影でも、このモードで撮影していることがほとんどです。
ストロボでライティングして撮影するときはマニュアルなので別ですが。

このモードは、単純に中央部の露出を測っているだけなので、その露出に対しての補正が+1、+2ときちんと反応してくれます。
もちろん測光値は、反射率18%のグレーになる値です。
露出補正マニュアル その2」でこのモードを使用したのもこのためです。

部分測光 スポット測光

「部分測光」「スポット測光」も文字通り、画面の中央部分のそれぞれ「6.1%」「1.3%」の範囲を測光するモードです。
「スポット測光」の方が、より狭い範囲を測光します。

この測光モードの使用方法は、色々な方が色々な使用方法を書かれていますが、基本的には露出補正をすることが大前提のモードです。
時々「このモードで適正露出にしたい所を測光すればOK」のような記述を目にしますが、それは全然違います。
測光した値は、もちろん反射率18%のグレーになる値です。

私は、Film時代、このモードをスポットメーター代わりに使用して撮影していました。
特に風景写真を撮るときは、このモードしか使用していませんでした。
具体的な使用方法は、別の機会に書きたいと思います。

デジタルになってからは、撮影すると背面液晶ですぐに確認出来ますので、撮影前に厳密にメーターで露出を確認する必要があまりなくなりましたので、現在はほとんど使用していません。
こちらも単純に露出を測っているだけなので、「中央部重点平均測光」同様、露出補正に素直に反応してくれます。

なので、デジタルカメラの場合、全く露出補正せずにカメラ任せにしたい場合は「評価測光」、露出補正を前提に露出を自分でコントロールしたい方は「中央部重点平均測光」が良いのではないでしょうか。

露出補正マニュアル その4


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