私は仕事で、MacProを使用しています。
Late 2013というゴミ箱みたいなやつです。
見た目も性能も良くて気に入っているのですが、唯一残念なのが、昔のMacProの様にHDDを増設できない点です。
仕事の撮影は、全てRAWで撮影して、OKカット以外も念のため残しておいたりしますので、短期間であっという間にかなりのデータ量になります。
そうすると必然的に写真の保存に外付けHDDが欲しくなるのですが、やっぱりせっかくのMacProなので「Thunderbolt接続」が良いかと。
で、さらにHDDの故障でデータ全消失は避けたいので、「RAIDが良いなぁ」となり、見つけたのが「Promise Pegasus2 R2+」です。
実売88,000円程度、Thunderbolt接続で、RAIDが組めます。
RAIDが組めると言っても、RAID 0か1、ストライピングかミラーリング。
もちろんデータ消失回避のために購入したので、ミラーリングで設定です。
ミラーリングとは、2台のHDDに同じデータを書き込み、どちらかのHDDが故障しても大丈夫な仕様です。
HDDの容量も3TBなのでしばらくは大丈夫かと思います。
また、このPromise Pegasus2 R2+は、MacProと電源が連動します。
MacProの電源を入れると、RAIDの電源もONになり、MacProの電源を落とすと、RAIDの電源もOFFになります。
これ、使って見ると分かるのですが本当に便利なんです。
USB接続のHDDでは当たり前になってますが、Thunderbolt接続のRAIDで電源が連動するものは中々ありません。
また、写真を見ていただけると分かると思いますが、一番上のベイにSDカードとCFカードのカードリーダーが付いているのです。
カードリーダーが付いているRAIDなんて見たことがありません。
しかもこれ、取れるのです。
横のボタンを押すとカードリーダーが丸ごと出てきます。
このカードリーダーは、RAIDに入れているときはSATAで接続されていて、RAIDから取り外すと、USB3.0で接続できる様になっています。
ロケの時に、カードリーダーとして持ち出すこともできます。
この部分をメディアベイと言うらしく、カードリーダーをカードリーダーポッドというらしいです。
ちなみ、実際にCFカードからRAIDヘコピーして時間を計測してみました。
使用したのは、SanDisk Exreme PRO 32GBのカード。
5DsRで撮影したRAWデータ400枚、容量20.77GBです。
まずは、今まで使用していたUSB2.0接続のカードリーダー。
→8分55秒。
RAIDに入れてSATA→Thunderbolt接続のPromise カードポッド。
→2分25秒。かなり高速です。
で、カードポッドをRAIDから出してUSB3.0で接続。
→2分25秒。
おや、USB3.0とThunderbolt接続が同じ結果に…。
そんな訳ないと思い、もう一度やり直してみましたが同じ結果に。
よくよく考えてみたら、
20.77GB → 21269.53125MB ÷ 2分25秒 = 146.68MB/秒。
カードの読み込み速度の限界に達していました。
カードがもっと高速であれば、もっと速くコピーが出来ると思います。
スタジオ内で撮影しているときは、USBやFireWireで接続してテザー撮影しているので良いのですが、ロケ等ではカードに目一杯撮影してきますから、帰ってきた時に高速でコピーできると本当に助かります。
でも、早すぎてコピー中にお茶も飲めません。
また、別売でHDDポッドとSSDリーダーポッドが売っていて、RAIDに挿してSATAで使用したり、取り外してUSB接続のポータブルHDDとして使ったりできます。
そのうち購入したらレーポートします。
カードリーダーが付いてて、Macと電源も連動するThunderbolt接続のRAID
Promise Pegasus2 R2+
カメラマンや写真撮影が趣味の方、特におすすめです!
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