訳あって「 MacBook Pro 16インチ 」を入手してしまいました。
入手したのは所謂量販店モデルで、詳細スペックは下記の通りです。
- CPU : 第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ
- グラフィック : AMD Radeon Pro 5500M(4GB GDDR6メモリ搭載)
- メモリ : 16GB 2,666MHz DDR4メモリ
- ストレージ : 1TB SSDストレージ
- スペースグレイ
MacBook Pro 16インチの高い方のベースモデルです。
撮影やRAW現像などの用途でしたらCPUやGPUなどのスペックは申し分ないのですが、メモリが16GBは少し少ないような感じがします。
MacBook Proは、文字通り「Pro向け」なのでしょうから、メモリだけはそろそろ「32GB」をデフォルトにしてほしいですね。
ストレージは外付けSSD等で追加できますが、メモリは後から増設ができませんので。
安いお店でしたら現時点で税込み30万円以下で購入できます。
Apple Store でMacBook Pro 13インチを盛々スペックにする方が高くなってしまいますので、意外とコスパは良いと思います。
MacBook Pro 16インチの詳細レビューは他の記事に譲りますが、鯱カメ的視点で使用してみて気付いた事をいくつか。
まず、大きさ。
13インチのMacBook Proを仕事のサブ機として使用していますが、それよりかなり大きい印象です。
重量も結構重く感じます。
13インチが「 1.37kg 」なのに対して16インチが「 2.0kg 」と「約1.46倍」重いです。
おおよそ13インチ「1.5個分」。
サブ機のMacBook Pro 13インチは、ロケ撮影以外にも普段からかばんに入れて色々持ち歩いて使用していますが、MacBook Pro 16インチは正直あまり持ち歩く気になれません。
まぁ、13インチを持ってなければ、16インチでも持ち歩くかもしれませんが。
画面はもちろんRetinaディスプレイなので、とてもきれいです。
入手したばかりでキャリブレーションもしていないのですが、いつもモニターの色味の確認で使用している画像が違和感なく表示されます。
厳密な用途でなければ、キャリブレーションせずにそのまま使用しても問題ないレベルです。
また、MacBook Pro シリーズはRetinaディスプレイになってから画面の解像度を幅広く変更できるようになり、私は文字やアイコンが小さくなっても作業領域が広い方が好みなので、MacBook Pro の13インチも16インチもディスプレイの設定で「スペースを拡大」で使用しています。
MacBook Pro 16インチの場合、疑似解像度ですが「4,096 ピクセル × 2,560 ピクセル」になるので、表示領域的には「2,048 ピクセル × 1,280 ピクセル 」相当になります。
普段仕事で使用している EIZOのCG279Xのモニターが27インチで「2,560 ピクセル × 1,440 ピクセル 」なので、それには及ばないにしてもノートPCとしては広大な作業領域です。
「Photoshop」や「Digital Photo Professional」などのパレット類も問題なく展開しておけます。
13インチと比べると圧倒的に広い感じがします。
可搬性は13インチに劣りますが、作業性は圧倒的に16インチです。
同じMacBook Proシリーズですが、スペック・可搬性・作業性等の面で13インチと16インチでは使用用途が明確に違いますね。
ネット・メール程度でいつも持ち歩いて使用したいなら「 13インチ 」、クリエイティブなソフトを使って色々作業したいなら「 16インチ 」です。
キーボードは、「改良されたシザー構造」とのことで、確かに更に打ちやすくなっています。
キーボードに関しては、12インチのMacBookと13インチのMacBook Proは大きな違いがありましたが、13インチと16インチのMacBook Proはその差ほど大きな差は無い様に感じます。
ですが、確実にキーストロークが長くなって「しっかり感」が増しています。
「esc」キーが独立したのも良いですね。
正直12インチのMacBookが「薄さ重視」で、キーボードがかなり「ペチペチ」していましたので。
また、これは13インチもそうですが、「ちょっと負荷の高い作業」と言っても「撮影したRAWデータのチェック作業程度」で、すぐにファンが回り出して意外とうるさいのと、「このMac大丈夫か?」とちょっと不安な気持ちにさせられます。
最近導入した仕事のメインマシンの「Mac Pro」は、どんなに負荷をかけてもファンがうるさいという状態になったことが無いです。
なっんと言っても穴だらけなので。
ノートPCなので排熱は大変だと思うので仕方ないですかね。
お財布事情に問題なければCTOでメモリなどを増やしたほうが良いと思いますが、量販店モデルでも十分なスペックでハード面では全体的にとても良いノートPCです。
後は、ソフトウェア面で「Zipファイルが解凍できない」とか、OSのバグが修正されれば本当に良いノートPCになると思います。
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