今日は、SYNCHRON 04のマニュアルです。
モノブロックの使用方法は、それほど難しいことはありませので、特に説明の必要も無いかと思いますが、これからモノブロックを買ってみようという方のためにマニュアルに多少コメントも追加してみました。
また、COMETのモノブロックは、他シリーズと共通点が多いのでTWINKLEシリーズ等でも同じような感じです。
何かの役に立てば良いです。
①出力表示(Ws) 過熱警報
出力設定値をデジタル表示します。単位はWsです。
また、内部の電子部品が所定の温度を超えると出力表示が点滅してブザー音で知らせてくれます。
表示は、最大出力の400Wsです。
②VARIATOR 出力バリエータ
ストロボの出力をFULLの400Wsから最小の6Wsの1/64まで1/6EVステップで調光することができます。
つまみ自体は軽いクリック感があり360°回りますが、つまみを時計回りに回して400Wsになると、それ以上つまみを回しても出力は上がりません。
逆に、つまみを反時計回りに回して6Wsになると、それ以上つまみを回しても出力は下がりません。
③MODEL モデリングバリエーター
モデリングランプの光量を調節することができます。
通常のストロボは、一定の明るさか、ストロボの出力値に連動した明るさになるものが多いのですが、このモノブロックは、単独でモデリングランプの光量を調節することができます。
つまみは、MINIの文字位置からMAXの文字位置の間で回ります。
④TEST テスト発光スイッチ
このスイッチを押すと単純にストロボを発光させることができます。
また、出力バリエーターで出力を下げた時は、内部のメインコンデンサーに溜められている電気エネルギーがすぐに下がりませんので、このTESTスイッチで一度発光させて、再度充電をすると設定した出力値になります。
出力バリエーターを上げたときは、設定値までさらに充電されますので、発光させなくても大丈夫です。
⑤MAIN メインスイッチ
上側を押すと電源ON、下側を押すと電源OFFになります。
安全のため、全ての準備ができてから電源をONにしましょう。
また、特にマニュアルには記載されていないので問題ないのだと思うのですが、私は、電源をOFFにするときに一度TESTボタンで発光させてからすぐにOFFにしています。
昔、先輩カメラマンから「ストロボ内のコンデンサーの電気を空にしてから電源をOFFにした方が良い」と言われ、真偽の程は定かではありませんが、なんとなくずっとそうしてます。
⑥MODEL モデリングランプスイッチ
モデリングランプは、200Wのハロゲンランプ(ブルーコーティング)で、ONにするとハロゲンランプが光っている状態になります。
ストロボの光は一瞬ですので、ライティングする際はこのモデリングランプの光を頼りにライティングをしていきます。
⑦SOUND
ストロボの充電状況を音で確認できます。
READY 充電が完了したときにサウンドが鳴ります。
CHG 充電中にサウンドが鳴り続け、充電完了するとサウンドが止まります。
OFF 充電の有無にかかわらず、音が全くしなくなります。不発光の警報音は鳴ります。
⑧P.CELL フォトセルスイッチ
ストロボに直接シンクロコードを接続していなくても、他のストロボの光を受けて、同調発光させることができます。
Hasselbladの様なレンズシャッターの場合、シンクロケーブルで接続していれば基本的にストロボは全速同調するのですが、フォトセルで同調発光させる場合は、シャッター速度1/500秒等では同調が追いつきません。
私は、シンクロコードでもフォトセルでも基本シャッター速度1/125秒で問題なく使用しています。
ちなみに、マニュアルには、シンクロコードで接続して撮影する場合でも、「シャッター速度を 1/60秒から遅い速度でご使用ください。」と書いてあります。
⑨充電完了ランプ 不発光表示 フォトセル受光素子
充電完了すると点灯します。充電完了前にシャッターを切ったりして不発光になるとランプの点滅とブザーで知らせてくれます。
その場合は、TESTスイッチを押すか、シャッターを切って正常発光させることで警報を解除できます。
また、フォトセルの受光素子が内蔵されていますので、ここに強い光があたっていると同調発光しない場合があります。
⑩シンクロソケット
ホーンジャックタイプのシンクロコードの差し込み口です。
シンクロコードは、付属しています。
⑪AC コネクター
付属のACコードの差し込み口です。
⑫アンブレラ取付け穴
アンブレラの軸を通す穴です。
⑬アンブレラ固定ネジ
アンブレラ固定用のネジです。
⑭パン棒
2Wayの雲台になっていますので、パン棒を緩めてストロボを好きな方向へ向けることができます。
⑮ガラスグローブ
シンクロン専用のガラスグローブがあり、別売です。
⑯リフレクター
専用のシンクロンリフレクターは、110mmです。
リフレクター付きセットとして販売しているモデルもありますが、基本的に別売です。
CXタイプのリフレクターも使用することができます。
専用の110mmのリフレクターは、光が少し広がり過ぎるため、私は、CX-Cリフレクター直径180mmアンブレラ用を使用しています。
リフレクター固定ネジは、上側に1つです。
⑰ヒューズホルダー
ヒューズが入っています。付属専用工具のオープナーでヒューズホルダーの蓋の横穴に差し込み、蓋を押し上げて開けます。
ヒューズホルダーには、2本のヒューズが入っていて、上のヒューズは、予備の交換用ヒューズです。
下のヒューズが実際に使用しているヒューズです。
ヒューズの定格は8Aです。
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