今回は、自作 PC のお話です。
いままで Windows PC は一度も購入したことがなかったのですが、諸々ありまして所謂「自作PC」を組んでみることにしました。
最近の Mac は、購入時に決めた構成から変更ができないこや、容量の多い SSD などを選択すると高額なこと、HDD の増設が可能なモデルが Mac Pro しかないことなど不便さを感じる場面も多々あり、また、Photoshop で 1 ファイル 4GB を超える様な重いデータを扱う際に、Mac より Windows の方が速いのではないかとずっと思ってたりもしたので、少し前から Windows PC を色々物色していたのですが、中々良さげな PC がないので思い切って自作してみることにしました。
最初からずっと Mac 派の私ですが、Windows は XP の時代から仕事でちょくちょく触ってはいたので Windows 自体にアレルギーは全くありません。
で、購入した物が下記です。
「 初自作PC 」ということもあり、狙いは「そこそこ速いPCを高コスパで」です。
とはいえ、「 初自作PC 」なので購入している物があってるのか実はよく分かってませんが。。
- CPU : AMD Ryzen 7 9700X
- マザーボード : MSI B650M GAMING PLUS WIFI(ドスパラ限定モデル)
- GPU : 玄人志向 GG-RTX4060-E8GB/SF
- メモリ : crucial CP2K32G56C46U5 [DDR5 PC5-44800 32GB 2枚組]
- SSD : Crucial T500 CT2000T500SSD8JP (M.2 2280 2TB) Gen4 / 2TB
- CPUクーラー : DEEPCOOL LD240 R-LD240-BKMSN-G-1
- 電源 : ドスパラセレクト 750W-GOLD-ATX31-BK (750W ブラック)
- PCケース : Fractal Design Define 7 Mini TG FD-C-DEF7M-02
大枠下記の様な仕様です。
CPU : Ryzen 7 9700X / メモリ : DDR5-5600 64GB / SSD : Gen4 2TB / GPU : RTX-4060
Windows OS は、Intel Mac 時代に Boot Camp で使用していた「 Windows 10 Pro 」が浮いていたので、こちらを流用して「 Windows 11 Pro 」へ。
CPU は、どれにするか一番悩みました。
本当は「 Intel Core i7 14700K 」が良かったのですが、Intel は「13世代・14世代」の CPU に不具合があるらしいのと、最新の「 Core Ultra 」は、出たばかりで安定性がよく分からなかったので AMD からチョイスすることに。
色々ネットで情報を見ていると、単純なベンチマークはそんなに速くないのに、何故か「 Photoshop のベンチマークが異様に高い 」ということと、価格がそこまで高くないということで「 Ryzen 7 9700X 」にしてみました。
多分 Photoshop での作業が一番多いので、Photoshop のベンチマークが高いのは購入意欲を掻き立てます。
SSD は、マザーボードが「PCI-Express Gen5」に対応しているのでちょっと試してみたかったのですが、やはり価格が高いのでコスパ重視の「Gen4」の SSD にしました。
GPU も動画編集をするので悩みましたが、動画で GPU はあまり使用しない等の情報もあり、ゲームをやる訳でもないので、一旦ミニマムで選んでみました。
スペックが足りなかったら買い直そうと思います。
メモリは、「 Mac Studio M1 Max 」の「 64GB 」を使い切ってることが良くあるので、「 64GB 」を最低ラインで検討。
最終的に総額20万円ちょっとでしたので、今使用している「 Mac Studio M1 Max 」の半額以下です。
で、早速組み立ててみたところ、配線がよく分からず。。
ネットで色々調べながら組み立てること3時間程、大きな問題もなくあっさりBIOSが起動。
Windows 入れて、恒例の「 DPP 」も入れて準備完了です。
で、早速いつもの計測をしてみました。
いつもと同様に各カメラの RAW データ 10枚 を「 Ditigal Photo Professional 4 (DPP4)」 で「 8bit Tiff 」に現像し終わるまでの実測時間です。
で、早速結果です。
Mac の過去の計測データとあわせて掲載します。
|
5DsR |
5D4 |
5DsR-M |
6D |
自作PC |
50秒 |
29秒 |
24秒 |
20秒 |
MacBook Pro 16 2021(M1 Max) |
1分02秒 |
38秒 |
30秒 |
24秒 |
MacBook Air 15 2024(M3) |
1分06秒 |
37秒 |
29秒 |
24秒 |
Mac Pro 2019(Intel) |
1分12秒 |
44秒 |
37秒 |
27秒 |
MacBook Air 13 2020(M1) |
1分34秒 |
54秒 |
41秒 |
33秒 |
OS も DPP のバージョンも違いますので単純比較はできない気がしますが、自作 PC 意外と速いですね。
「 MacBook Pro 16 M1 Max 」より2割程度速いです。
「 M1 Max 」を超えること狙ったスペックだったので狙い通りです。
メモリや SSD を少し高速な物にしているので、それも効いてるのではないかと思います。
実際に試したわけではないのですが「 M3 Max 」と良い勝負ではないかと思います。
いずれにしても、20万円ちょっとでこのスピードでしたら「 そこそこ速いPCを高コスパで 」になってるのではないかと思います。
ちなみに、詳細割愛しますが、「 TDP65W 」でも「 TDP105W 」でも現像スピードに違いはありませんでした。
DPP は CPU だけに頼ってる訳ではないので、当然かもしれませんが。。
まだまだ HDD 入れたり、動画を試したり、ピカピカする FAN にしたり、生成 AI を試してみたり、色々やりたいことがあるので、また何か気付いたことがあったら記事にしようと思います。
今回はここまで。
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