MacBook Pro 16 2021

今回は、「 禁断のRAWデータ 現像スピード比較 MacBook Pro 16 2021 M1 MAX 編(大悲報..) 」です。

 

新しいMacを手に入れる度に行っております「 RAWデータ 現像スピード比較 」を「 MacBook Pro 16インチ 2021 M1 MAX 」と「 Mac Pro 2019 」でやってみました。

 

各Macの詳細スペックは下記のとおりです。

 

●MacBook Pro 16インチ 2021

  • 10コアCPU、32コアGPU、16コアNeural Engine搭載Apple M1 Max
  • 32GBユニファイドメモリ
  • 1TB SSDストレージ
  • mac OS Monterey 12.3

Apple Storeで売っているMac Book Pro 16インチの1番上のモデルそのままです。

 

●Mac Pro 2019

  • 3.3GHz 12コアIntel Xeon Wプロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.4GHz)
  • 80GB(6 x 8GB + 2 x 16GB)DDR4 ECCメモリ
  • AMD Radeon Pro Vega II 32GB MPXモジュール
  • 2TB SSDストレージ
  • mac OS Big Sur 11.6.5

 

 

DPPのバージョンは、どちらの Mac も現時点で最新の「 4.16.0 」です。

ちなみに、「 DPP4 」は、「 M1 」にネイティブ対応しておらず、「 Rosetta 2 」での動作となります。

Digital Photo Professional ver.4

いつもと同様に各カメラの RAW データ 10枚 を「 Ditigal Photo Professional 4 (DPP4)」 で「 8bit Tiff 」に現像し終わるまでの実測時間です。

 

早速結果です。

じゃん。

 

5DsR

5D4

5DsR-M

6D

MacBook Pro 16 2021

1分3秒

37秒  

29秒  

24秒  

Mac Pro 2019

1分13秒

46秒

38秒

28秒

 

予想通りと言いますか、記事のタイトルからすでにお分かりかと思いますが、「 MacBook Pro 16 2021 」の方が早いです。。

Rosetta 2 」で動作しているにも関わらず、「 約1.15倍〜1.3倍 」くらい早いです。

もう、コメントのしようがありません。

 

実際、OSの操作感も「 Mac Pro 2019 」より「 MacBook Pro 16 2021 」の方がサクサクしてる感じがします。

使い心地が「 MacBook Pro 16 2021 」の方が正直良いです。

 

Blackmagic Disk Speed Test 」の実測値がそれぞれ下記の通りで、SSDの読み書きのスピードが2倍くらい早いのでこの辺が結構影響している様にも思います。

 

Mac Pro 2019 → WRITE 約2,500 MB/s / READ 約2,800 MB/s

MacBook Pro 16 2021 → WRITE 約5,800 MB/s / READ 約5,200 MB/s

 

サブ機のつもりで購入したのですが、「 Mac Pro 2019 」がサブ機になりそうです。

 

以前の記事で書きましたが、仕事のデータが膨大にあるので「 Mac Pro 2019 」には「 8TB10TBHDD 」と「 2TBSSD RAID 」を追加で内蔵しており、「 USBポート 」もさらに追加していたりしております。

業務上必要なのでこの様な構成になっているのですが、こういった使い方が必要な方でない限り、もう「 Mac Pro 2019 」を購入する理由はないですね。

 

単純にスピードだけが必要な方でしたら、現状では先日発売された「 Mac Studio 」の「 M1 ULTRA 」一択ではないでしょうか。

或いは、そう遠くない未来に「 M1Mac Pro 」が出ることは間違いないと思いますので、それを待っても良いかもしれませんね。

 

今回は、ここまで。


9件のコメント

あっちゃん · 2022年11月28日 4:12 PM

Mac studio を購入しました。5D4のrawファイルをjpg現像したところ1枚9秒かかりました。そちらのMacBookProが1枚4秒ほどですので早いです。何か違いがあるのでしょうか?おわかりでしたら教えていただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。

    シャチ · 2022年11月28日 11:53 PM

    コメント、ありがとうございます。
    改めてMacBook Proで計測してみましたが、1枚4秒ほどでした。
    ノイズリダクション等が影響あるかと思いましたが、設定を変えても1枚平均4秒ほどでした。。
    現像するRAWデータは、デスクトップに置いて、同じデスクトップにJpeg保存しております。
    私のMacBook Proのスペックは「M1 MAX 10コアCPU、32コアGPU」ですが、同じかそれ以上でしょうか。
    実は、私も最近「M1 MAX 10コアCPU、32コアGPU」の「Mac Studio」をオーダーしており納品待ちです。
    納品されましたら、DPPのRAW現像スピードを計測して記事にする予定でおります。
    よろしくお願いいたします。

あっちゃん · 2022年11月29日 6:51 PM

返信ありがとうございます。Mac studioはGPUだけ変えたのでそちらと同じです。メモリも32GBです。現像もデスクトップ上でしての9秒です。わたしはフリーで撮影の仕事をしています。メインカメラはR6です。ちなみにR6でのraw現像時間はMac studioで1枚18秒でした。2019のiMac 27では21秒です。5D4でのraw現像でもあまりかわりません。ですのでそちらのMacBook Proが半分以下の時間で現像できるのは、何か設定に違いがあるのかもしれません。5D4のrawはmrawとか、s rawではないですよね?仕事でraw現像1000枚くらいするととても時間がかかるのでストレスになっているんです。どうぞよろしくお願いいたします。

    シャチ · 2022年11月29日 11:28 PM

    ご連絡、ありがとうございます。
    スペックが同じとのこと、承知いたしました。
    RAWデータは、M-RAWやS-RAWではなく、最大サイズのRAWでございます。
    設定等少し細かく確認してみます。
    また、Mac Studioがきましたら、テストしてみてご連絡いたします。
    ちなみに、私は仕事では「Capture One」を使用しております。。
    私もモデル撮影等で1,000枚くらい現像しますが、DPPより断然速いです。
    DPPとは色味が異なり好みもあると思いますので、一概におすすめはできませんが。。
    よろしくお願いいたします。

    シャチ · 2022年12月1日 10:51 PM

    本日、Mac Studioを入手いたしましたので、早速テストしてみました。
    5D4のRAW10枚で44秒でございました。
    1枚あたり4.4秒でMacBook Pro とほとんど同じ結果でした。
    ですが、こちらのRAWデータは、パラメータを何もいじっていない状態でございます。
    試しに処理が重そうな「デジタルレンズオプティマイザ」を10枚全てに適用して現像したところ、1分18秒かかりましたので、1枚あたり7秒になりました。
    さらに、歪曲、周辺光量、色にじみ等いろいろな調整を適用しましたら、10枚で1分54秒かかりました。1枚あたり12秒くらい。
    DPPは、調整を色々かけるとRAWデータの現像時間がどんどんのびてしまうようです。
    よろしくお願いいたします。

      あっちゃん · 2023年1月25日 12:17 PM

      返信が遅くなりましてすみません。
      結論から言うと現像時間の問題はほぼ解消しました。
      ツールパレットの歯車マーク⚙の中RAW画像の表示と保存の設定を、速度優先に変更しました。
      するとMac studioでR6の1枚現像時間が18秒から6秒に短縮しました。
      現像されたJPG画像は、画質優先と速度優先で容量は変わりますが、見た目はほとんど変わりません。
      ただ、この設定変更ができるのは最近発売されたカメラ限定のようです。
      手持ちのR6とR3は大丈夫でした。
      また、現像時間短縮の方法で、現像処理を複数立ち上げるとトータルでは現像時間が短縮できるのを知っていますか?
      この方法はあまり知られていません。
      早くDPPがApple Siliconにネイティブ対応して欲しいですね。
      今後ともDPPのブログで紹介を楽しみしています。
      よろしくお願いします。

あっちゃん · 2023年1月25日 12:20 PM

返信が遅くなりましてすみません。
結論から言うと現像時間の問題はほぼ解消しました。
ツールパレットの歯車マーク⚙の中RAW画像の表示と保存の設定を、速度優先に変更しました。
するとMac studioでR6の1枚現像時間が18秒から6秒に短縮しました。
現像されたJPG画像は、画質優先と速度優先で容量は変わりますが、見た目はほとんど変わりません。
ただ、この設定変更ができるのは最近発売されたカメラ限定のようです。
手持ちのR6とR3は大丈夫でした。

    あっちゃん · 2023年1月25日 12:21 PM

    また、現像時間短縮の方法で、現像処理を複数立ち上げるとトータルでは現像時間が短縮できるのを知っていますか?
    この方法はあまり知られていません。
    早くDPPがApple Siliconにネイティブ対応して欲しいですね。
    今後ともDPPのブログで紹介を楽しみしています。
    よろしくお願いします。

      シャチ · 2023年1月29日 10:41 AM

      ご連絡、ありがとうございます。
      いつの間にか「 RAW画像の表示と保存の設定 」という機能が付いていたのですね。
      知りませんでした。。
      早速試したかったのですが、仰る通り私の手持ちの5D4と5DsRではこの機能が使えませんでした。。。
      残念。
      何れにしても、Apple Silicon にネイティブ対応してくれれば、もっと速くなりそうですね。
      有益な情報ありがとうございました。
      よろしくお願いいたします。

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