最近は、DPP関連の検索でこのサイトに来られる方がかなり多いので、RAW現像に関するネタを1つ。
たまたま某カメラ量販店に行く用事があり、ついでにカメラ関連の書籍コーナーに立ち寄ったところ、冒頭の本を見つけ面白そうだったので早速購入。
新品ぽい本が山積みになっていたので気になって発売日を調べたら、たまたま立ち寄ったのが「フォトグラファーのためのカラーコレクションレシピBOOK」の発売日だったようです。
何というめぐり合わせ。
で、この本が何なのかと言うと、世の中にある広告写真などは、比較的撮ってそのままという感じではなく、「レタッチ」と呼ばれる加工が施されています。
不要物の消去や、色味の調整、2つの画像を合成したりする事などが「レタッチ」と呼ばれるものです。
その「レタッチ」の内、写真のイメージとしての色味の調整、いわゆる「トーンを付ける」加工に特化した書籍になります。
トーンによって、写真から受ける印象がかなり変わります。
正直なところ、この本に書いてあることで知らないことは殆どないのですが、色々なトーンがまとまっているので仕事のアイデアのための参考資料の一つとして購入しました。
最近では、スマートフォンなどで撮影した一般の方の画像でも「Instagram」などで簡単にトーンがつけられ、すぐにイケてる写真になりますので、職業レタッチャーとしても日々勉強していないと大変です。
で、早速自分で撮影した画像で色々試してみました。
画像全て、PhotoshopのCamera RAWで現像するときに書籍に書かれていた内容を適用しています。
Photoshop上では、全く加工していません。
本当は、Lightroom Classic向けに書かれた書籍なので、書籍の通りにやりたい場合はLightroom Classicが必要になりますが、Photoshopでも似たようなことはできます。
元画像がこちら。
書籍にも作例がありましたが、東京国際フォーラムのスナップでRAWデータをPhotoshopで開いただけの画像です。
で、加工後が下記です。
次も、まずは元画像から。
水面に写る太陽の光が良さげだったので撮影したのですが、水の色がイマイチでHDDの肥やしになった画像です。
で、加工後です。
次も、元画像から。
加工後です。
昼なのか夜なのか分からない不思議な雰囲気になりました。
比較的簡単に加工できますので、過去に撮影した画像に片っ端から適用してみてはいかがでしょうか。
なんてことのない写真でも、ハマるといい感じになっちゃったりします!!
書籍の詳細は、下記出版社のページで。
http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=19146
今回は、ここまで。
0件のコメント